🧩第3話:未経験から最初の実務へ — 独学と苦労のリアル

働き方・フリーランス

独学の始まり — 「やってみよう」と思えたきっかけ

プログラミングに対して背中を押してくれたエンジニア友人(以後:T)の一言でやる気にはなってみたものの、
「何」を目指したらいいのか。何をやればいいのか全くピンとこない。

ある日ふと、こんな質問をしてました。

「Tの本職って、プログラマー? エンジニア? それともWebデザイナー?」

今思えば、これくらいなーんにもわかってなかったんです。

友人はこう答えました。

「デザインはしてないからプログラマー寄りかな。
でも“プログラマーです”って名乗ることもあんまりないし、
一般的には“Webエンジニア”って呼ばれると思う。」

当時の僕にとっては、それだけでもう未知の世界。
「なんかカッコいい仕事だなぁ」と思いながら、さらに聞いてみました。

「どうやって始めたらいいの?」

すると彼はあっさりと、

「まずはHTMLとCSSから触ってみなよ。
エディタでコードに慣れるのが第一歩だよ」
と教えてくれました。

この言葉が、僕の最初の学習スタートラインでした。

プログラムにも「人の個性」が出るという言葉

さらに彼がこんなことを言っていたのを、今でも覚えています。

「プログラムって、“絶対的な正解”がないんだよ。
同じ動きをするコードでも、人によって書き方が全然違う。
そこに個性が出るんだ。」

この話を聞いたとき、ふと思い出しました。
前の職場で扱っていたNC機械のプログラム
あれも、人によって設定や動かし方が少しずつ違って、
「作業のクセ」みたいなものが出るんですよね。

「あ、ちょっと似てるかもしれないな」

そう感じた瞬間、プログラミングが
“遠い世界の話”から、“自分にもできるかも”と思えるものに変わりました。

(当然「間違ったプログラム」も存在するけど。笑)

最初は「何からやればいいの?」状態

とりあえず、友人のアドバイス通りに始めたのが
無料で学べる学習サイトの 「ドットインストール」「Progate」

どちらも動画やイラスト付きで解説してくれるので、
まったくの初心者でも入りやすかったです。

でも、途中から**「なんとなく分かった気になる」**瞬間が増えてきました。
実際にゼロからコードを書くと、
タグの意味が曖昧、CSSが効かない、デザインが崩れる…。
そんな壁に何度もぶつかりました。

HTML/CSSで最初につまずいたこと

とにかく最初に苦労した部分をざっくりまとめてみる。(昔のことだけどここははっきり覚えてる)
※プログラミング実践ブログではないので。あくまでざっくり。

ブロック要素とインライン要素の違い

span {
  width: 200px; 効かない
}

HTMLにはブロック要素インライン要素があるんですよね。

  • ブロック要素div, p, h1〜h6など。改行されて縦に積み重なる。
  • インライン要素a, img, spanなど。同じ行に並ぶ。
  • インラインブロック要素… いいとこ取り。(直接cssにて変更)

これらは絶対ちゃんと理解しといた方がいいです。

クラスをつけて管理

最初のころは、こんな感じでとにかく「タグ名そのまま」で指定していました。

p span {
  color: red;
}

思ってもいない場所の文字が赤くなったり。

タグではなくクラスをつけましょう。
たとえばこうです👇

.text-red {
  color: red;
}

クラス大事。

フレックスは必須

Flexboxだけは1000%使う&結構理解しないと苦労します。これは何度もやりましょう。/

display: flex;
justify-content: center;
align-items: center;

このセットはエディタのユーザー辞書(スニペット)に入れておくことを強くお勧めします。

参考にしていた学習リソース(リンク紹介)

独学で特にお世話になったのが、
YouTubeチャンネルの

Webの神様(@webgodweb)

初心者がつまづくところの紹介がめっちゃわかりやすい!

ヒロコード

モダンで便利な書き方をいっぱい紹介してくれます!

とにかく「まずはやってみるべし」

本格的にエンジニアとして働き始めたのは、
友人が紹介してくれた一人社長の小さな会社でした。

「ちょっとやってみる? 実務で覚えるのが一番早いよ」

最初は不安もありましたが、
小規模な現場だからこそ、学びながら手を動かせる環境がありました。

しばらくしてその会社ごと大きな企業に買収され、
僕はそのまま不動産事業のシステム部に所属することになります。
気づけば、工場勤務からまったく違う業界で、
“パソコンで仕事をする人”になっていました。

転職サイトの利用も後押しに

当時は「リクルートエージェント」にも登録していました。
実務経験が浅くても、キャリアアドバイザーが方向性を一緒に考えてくれたのが大きかったです。

📎 リクルートエージェント公式サイト

独学と実務の両輪で、ようやく「自分のキャリアを作っていく感覚」が芽生えました。

まとめ — 小さな積み重ねが未来を変える

HTML/CSSの基礎に苦戦し、何度も挫折しかけたけど、
あの時の試行錯誤が**“今の自分の技術力の土台”**になっています。

そして何より大事なのは、
「最初から完璧を目指さない」こと。
ひとつずつ理解して、少しずつ積み上げる。
それで十分、エンジニアへの道は開けます。

続く。

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