独学の始まり — 「やってみよう」と思えたきっかけ
プログラミングに対して背中を押してくれたエンジニア友人(以後:T)の一言でやる気にはなってみたものの、
「何」を目指したらいいのか。何をやればいいのか全くピンとこない。
ある日ふと、こんな質問をしてました。
「Tの本職って、プログラマー? エンジニア? それともWebデザイナー?」
今思えば、これくらいなーんにもわかってなかったんです。
友人はこう答えました。
「デザインはしてないからプログラマー寄りかな。
でも“プログラマーです”って名乗ることもあんまりないし、
一般的には“Webエンジニア”って呼ばれると思う。」
当時の僕にとっては、それだけでもう未知の世界。
「なんかカッコいい仕事だなぁ」と思いながら、さらに聞いてみました。
「どうやって始めたらいいの?」
すると彼はあっさりと、
「まずはHTMLとCSSから触ってみなよ。
エディタでコードに慣れるのが第一歩だよ」
と教えてくれました。
この言葉が、僕の最初の学習スタートラインでした。
プログラムにも「人の個性」が出るという言葉
さらに彼がこんなことを言っていたのを、今でも覚えています。
「プログラムって、“絶対的な正解”がないんだよ。
同じ動きをするコードでも、人によって書き方が全然違う。
そこに個性が出るんだ。」
この話を聞いたとき、ふと思い出しました。
前の職場で扱っていたNC機械のプログラム。
あれも、人によって設定や動かし方が少しずつ違って、
「作業のクセ」みたいなものが出るんですよね。
「あ、ちょっと似てるかもしれないな」
そう感じた瞬間、プログラミングが
“遠い世界の話”から、“自分にもできるかも”と思えるものに変わりました。
(当然「間違ったプログラム」も存在するけど。笑)
最初は「何からやればいいの?」状態
とりあえず、友人のアドバイス通りに始めたのが
無料で学べる学習サイトの 「ドットインストール」 と 「Progate」。
どちらも動画やイラスト付きで解説してくれるので、
まったくの初心者でも入りやすかったです。
でも、途中から**「なんとなく分かった気になる」**瞬間が増えてきました。
実際にゼロからコードを書くと、
タグの意味が曖昧、CSSが効かない、デザインが崩れる…。
そんな壁に何度もぶつかりました。
HTML/CSSで最初につまずいたこと
とにかく最初に苦労した部分をざっくりまとめてみる。(昔のことだけどここははっきり覚えてる)
※プログラミング実践ブログではないので。あくまでざっくり。
ブロック要素とインライン要素の違い
span {
width: 200px; 効かない
}
HTMLにはブロック要素とインライン要素があるんですよね。
- ブロック要素 …
div,p,h1〜h6など。改行されて縦に積み重なる。 - インライン要素 …
a,img,spanなど。同じ行に並ぶ。 - インラインブロック要素… いいとこ取り。(直接cssにて変更)
これらは絶対ちゃんと理解しといた方がいいです。
クラスをつけて管理
最初のころは、こんな感じでとにかく「タグ名そのまま」で指定していました。
p span {
color: red;
}
思ってもいない場所の文字が赤くなったり。
タグではなくクラスをつけましょう。
たとえばこうです👇
.text-red {
color: red;
}
クラス大事。
フレックスは必須
Flexboxだけは1000%使う&結構理解しないと苦労します。これは何度もやりましょう。/
display: flex;
justify-content: center;
align-items: center;
このセットはエディタのユーザー辞書(スニペット)に入れておくことを強くお勧めします。
参考にしていた学習リソース(リンク紹介)
独学で特にお世話になったのが、
YouTubeチャンネルの
初心者がつまづくところの紹介がめっちゃわかりやすい!
モダンで便利な書き方をいっぱい紹介してくれます!
とにかく「まずはやってみるべし」
本格的にエンジニアとして働き始めたのは、
友人が紹介してくれた一人社長の小さな会社でした。
「ちょっとやってみる? 実務で覚えるのが一番早いよ」
最初は不安もありましたが、
小規模な現場だからこそ、学びながら手を動かせる環境がありました。
しばらくしてその会社ごと大きな企業に買収され、
僕はそのまま不動産事業のシステム部に所属することになります。
気づけば、工場勤務からまったく違う業界で、
“パソコンで仕事をする人”になっていました。
転職サイトの利用も後押しに
当時は「リクルートエージェント」にも登録していました。
実務経験が浅くても、キャリアアドバイザーが方向性を一緒に考えてくれたのが大きかったです。
独学と実務の両輪で、ようやく「自分のキャリアを作っていく感覚」が芽生えました。
まとめ — 小さな積み重ねが未来を変える
HTML/CSSの基礎に苦戦し、何度も挫折しかけたけど、
あの時の試行錯誤が**“今の自分の技術力の土台”**になっています。
そして何より大事なのは、
「最初から完璧を目指さない」こと。
ひとつずつ理解して、少しずつ積み上げる。
それで十分、エンジニアへの道は開けます。
続く。

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